2022. 12. 07

シングルグレーンウイスキーって結構奥が深そうだぞっ


本日もご覧頂きましてありがとうございます。
かんてい局三軒茶屋店です。
当店はジャパニーズウイスキー等、お酒の買取のプロフェッショナルです!
今回は最近何かと話題になるシングルグレーンウイスキーについて、考えた事を書いていきたいと思います。


グレーンウイスキーって何?
昨今のウイスキーブームで、ウイスキーにも色々種類があって、何が何だかわからないという方もおられるのではないでしょうか?
基本的にはウイスキーは嗜好品。趣味と同じですから、好きな所から始めれば良いと個人的には思っています。
例えばゴルフを始めて、面白いと思ってはまるとします。そうすると、プロのトーナメントに興味が出てきて、好きな選手について知りたくなり、その選手が使っている道具に興味が出て来るといった具合です。
ウイスキーもそんな出会いがあるのではないでしょうか?最初は友達や先輩、バーのマスターに勧められて飲んだウイスキーが「美味しい」となればそのウイスキーの銘柄は少なくとも覚えますよね?そして、どこで作っているのかとかどんな原料、組成なんだろうとドンドンハマっていくわけですね(笑)
前置きが長くなりましたが、一般的には大きく分けるとウイスキーは、大麦等で作ったモルトウイスキー、穀物で作ったグレーンウイスキー、その2つを混合して作ったブレンデッドウイスキーの3種類になります。
グレーンウイスキーとは穀物一般を原料として作るウイスキーですが、主にトウモロコシを使用するケースが多いですね。ケンタッキーやテネシーで作られるバーボンもトウモロコシを主原料として作られますが、ここでは別のカテゴリーとしてシングルグレーンに絞ってお話ししていきます。



主な銘柄
数年前までは聞く機会も少なかったシングルグレーンという言葉ですが、最近はブランド、評価も上がってきているのかなと思います。
ウイスキーの本場、スコットランドではやはりグレーンウイスキーの雄とも言える、キャメロンブリッジやロッホローモンド等の評価は高いですね。
アイルランドもアイリッシュウイスキーの定義に則って、2回蒸溜によって雑味が減り軽やかな味わいが人気です。
日本ではサントリー知多、キリンの富士、ニッカのシングルカフェグレーン等滑らかな甘みと軽く飲みやすいのが特徴です。クセがないので、主にハイボールが人気のようですね。
シングルモルトに比べ安価であるのも、人気の秘訣ではないでしょうか。但し、トウモロコシも主に輸入品なので、昨今の円安傾向ですと原料費も高騰しているようです。
また日本では食後に飲むのではなく、食事に合うウイスキー「食中酒」という立ち位置を意識しているそうです。
各社のこだわり
サントリーの知多蒸溜所は他の蒸溜所のように自然に囲まれた環境とは180度異なり、愛知県の海に面した工業地帯に位置しています。
輸入されたトウモロコシをバース(荷物の積み下ろしを行う船の停泊場所)で下ろして、そのままサイロ(円筒形の貯蔵庫)に移し、そのまま蒸溜工程に入るので、流通コストが削減出来るのがメリットです。
ニッカは宮城峡蒸溜所で作っていますが、旧西宮工場から移設した旧式のカフェ式連続蒸溜器でグレーンウイスキーを作っているそうです。
旧式の機械を使う理由は、連続的に蒸溜を繰り返すため原料の雑味が取り除かれるので、香味にあふれた原酒が作れるためです。また連続で蒸溜するためアルコール度が凝縮されるため、すっきりとしたクリアな原酒になります。
反対にデメリットもあります。新式の機械に比べて操作が難しかったり、蒸溜の効率も悪い、従ってコストもかかるという事ですね。
キリンは最近リリースした「富士」が絶好調です。50年前にカナダのシーグラムと合弁で設立した富士御殿場蒸溜所は、当時としては世界でも珍しいモルトウイスキーとグレーンウイスキーの両方が作れる蒸溜所という事で話題を呼んだそうです。シングルモルトがあちこちからリリースしていますし、ブレンデッドウイスキーの輸入も手掛けるキリンとしては必然の選択だったのでしょう。


さらなるこだわり
考えてみれば日本の大手の蒸溜所はどこもモルトウイスキーとグレーンウイスキーを併設していますね。
作る原酒の数も多いし、運送費も削減出来るのでメリットは多大だと思います。
また各社はグレーンウイスキーの作り分けも行っているんだそうです。
つまり同じグレーンウイスキーでも、軽め、普通、ヘビーと大体3種類ほどに分けて作るんだそうです。
基本的にトウモロコシを主原料としていますので、泥炭やフェノール含有の多いものは使わないため、どのようにして分けているのかは各社の秘密のレシピとなっているのでしょうね。

長いウイスキーの歴史の中で、少なくとも日本においてはグレーンウイスキーがこれほど注目を浴びた事はないのではないでしょうか。
各社がそれだけ注力しているのは安価で大量生産出来るからという理由だけではないですね。
最近ではクラフトウイスキー蒸溜所と呼ばれる小規模の所でも、シングルグレーンウイスキーを作っている所も増えているそうですし、サントリーは毎年限定リリースするエッセンスシリーズに独自のライスウイスキーを作りました。
当然お米も穀物ですので、ライスウイスキーもグレーンウイスキーのカテゴリーに入るわけですね!
他の穀物となると、麦、粟、キビ、豆等を原料としたウイスキーが出て来る日が近いのかもしれません。
今や円安、SDGs、地産地消という事を考えると国内で蒸溜所が増えている理由も納得出来ますね。
ウイスキーブームも日本に留まりませんので、外貨を稼ぐ一大産業になるかという所も、今後見守っていきたいと思います。
今日は帰りに新作のシングルグレーンウイスキー一本を携えて帰途に就く事にしよう!(笑)


質屋 かんてい局 三軒茶屋店ではシングルグレーンウイスキーの販売を行っております。その他のお酒も在庫豊富に取り揃えております。店頭に並んでいないものも多数ございますので、気になるお酒がございましたら、お気軽にスタッフまでお声掛けください!


【12月の定休日】12月14日(水)、21日(水)、31日(土)

0120-47-7878

0120-47-7878

※タップすると電話がかけられます。

かんてい局伯楽三軒茶屋店

住所:東京都世田谷区三軒茶屋2-13-13
営業時間:10:00~20:00(水曜定休日)
東急田園都市線三軒茶屋 世田谷通り口より約20秒

当店では世田谷区三軒茶屋を中心に、時計・カバン・バッグ・靴・アクセサリーなどの買い取りを積極的に行っております。

ご自宅でご使用になっていないものがありましたら、是非一度お持ち込み下さい。 当店スタッフが、目一杯査定させていただきます。出張買取や宅配買取にも対応しております。

TOPへ