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かんてい局三軒茶屋店です。
当店はジャパニーズウイスキー等、お酒の買取のプロフェッショナルです!
今回は九州に蒸溜所が次々に設立されていて、日本のアイラ島のようになるかも?しれない可能性について、妄想含めて詳しく書いてみたいと思います。
クラフトウイスキー
日本各地にこの数年で蒸溜所の建設ラッシュが起こっています。北は北海道から沖縄まで、総数は60を超えているそうです。まだ計画、建設中の物を加えるとそれ以上の凄い数になりますね。
やはり背景にあるのは、このウイスキーブーム。過去30年賃金の上がらない国、日本でもこのようなムードになっているのですから、期待に胸膨らませる気持ちはわからなくはないですね。
また先人が築いてきた日本のウイスキーというブランド、ジャパニーズウイスキーにも乗っかれるという利点もあるのかもしれません。
立地でいうと九州はマルスの津貫蒸留所が最初で、当時は日本最南端の蒸溜所と銘打っていた記憶があります。その後あれよあれよという間に10ヶ所程度に増えています。
オーナーも様々ですが、九州ですと焼酎メーカーや商事会社が多いですね。やはりウイスキーもお酒なので、参入しやすいのかもしれませんね。
とは言え、新しく小規模でも蒸溜所を設立するとなると、土地、建屋、設備と大金が必要になりますよね?
それでも好きで思い望んだウイスキーを作りたいという切なる熱い情熱がこうした投資に向かせるのでしょうね。
焼酎文化
東京出身の私は成人になるまで、焼酎という物をほとんど知りませんでした。初めて飲んだ時も、正直あまり感動はなかったですね。
その後社会人となり、九州の方々と仕事をしてきましたが、お酒=焼酎で間違い無いですね(笑)
お酒を作る文化、飲む文化が無い所では、ブームであっても一時的で終わってしまい、投資をしようとは思わないでしょう。
また九州男児という呼び名がありますが、こうした熱い人達だから、一度決めたらとことんやるという土地柄もあるのかもしれません(笑)
また焼酎もウイスキーも同じ蒸留酒ですので、入りやすいのかもしれません。
かつて大分県にニッカウヰスキー日田工場があったそうです。21世紀になり「いいちこ」で有名な三和酒類が譲り受け、現在も操業しているそうです。
理想の蒸溜所環境って何だろう
日本ウイスキー黎明期、ニッカウヰスキー創業者竹鶴政孝氏がスコットランドはスペイサイドで修業をして帰国後、似たような気候の余市、宮城峡を作った事は有名な話ですね。
ウイスキー作りに必要な環境は、寒冷地、昼夜の寒暖差が大きい、霧が発生する、水がきれい等いくつもありますが、あまり気温が高い所は向いていないという印象があります。
そこにコロンブスの卵が現れます。台湾のカバランです。
沖縄よりも南方に位置しており、品質も世界の品評会で受賞も多数。
温暖湿潤気候を活かし、寒冷地よりも早期に熟成が進むという利点があったそうです。
また台湾の人はスコッチウイスキー好きが多く、その輸入量は世界第3位で、日本よりもはるかに多くのスコッチを飲んでいるという国民性もあったようです。
カバランの設立が2005年、初出荷が2008年ですから、まだ10数年しか経っていないのですね。
こうした事象も、日本の?九州の?ウイスキー好きに火を点けたのかも知れないですね。「台湾で出来るなら、九州でも!」
テイスティングノート
香りはライム、プルーン、レーズンバター。
口に含むとウッディ感とバニラの甘み。ニッキのようなスパイスも感じます。
オランジェットのほろ苦さに潮気が混じり合って、余韻が長く続きます。
2月の東京でのウイスキーフェスティバルで、九州産のウイスキー、カバラン共に試飲しました。
正直展示場で飲むのと、バーで飲むのとで味が変わらないと思うのですが、両方とも微妙な感じでした。別の日に行った知り合い、友人にも聞きましたが、異口同音でした。
ウイスキーも嗜好品ですので、好き好きはありますので、こうした結果はある意味想定内でした。ましてや新興蒸溜所では3年寝かせて初めて出荷出来るのですから、いきなり宣伝費、知名度も高くない中での勝負になるので、やはり時間がかかるのでしょう。
後世歴史家が九州が日本のアイラ島になったと書く可能性がない訳ではありません。九州は国内でも指折りの人気観光地の一つです。そうした観光、自然、食事に加えて、蒸溜所ツーリズムという所が加わっていくと、国内の景気も上向いていくのかもしれません。
最近では工場見学と試飲が出来て、お土産や限定のウイスキーも買える蒸溜所は増えて来ていますので、ウイスキー好きはもとよりそうでない人も楽しめる要素もありますね。
適度な競争は市場を活性化させますので、差別化を図りつつも、共生、共存していくという事は九州では可能なのではないかと思う今日この頃です。
質屋 かんてい局 三軒茶屋店ではジャパニーズウイスキーの販売を行っております。その他のお酒も在庫豊富に取り揃えております。店頭に並んでいないものも多数ございますので、気になるお酒がございましたら、お気軽にスタッフまでお声掛けください!
【8月の定休日】8月10日(水)、17日(水)
かんてい局伯楽三軒茶屋店
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東急田園都市線三軒茶屋 世田谷通り口より約20秒 |
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